LAID BACK OCEAN 「New Moon」ワンマンツアーレビューまとめ

先日、レイドバックオーシャンのワンマンライブに行ってきました。
去る6月8日、ついに待望の1stフルアルバム「New Moon」を発売し、それを引っさげ望んだツアー。
ワンマンライブでの様子をレビューしてみようと思う。

1stフルアルバムの全貌

このアルバムはとにかく勢いがある。
まるで若手のバンドのように、とにかく攻め、攻めのアルバムになっている。
全曲紹介というのはファンの立場からしてみても大いに主観的であるため割愛するが、どの曲を切り取ってみても、ライブバンドであり、ピアノロックであり、パンクロックだ。
キャリアを積み重ねてきたものを爆発させるかのように、このバンドは音源をリリースしてからずっとかっこよくなり続けている稀有なバンドであると言える。

個人的なおススメは6.kazaana 11.Don’t Call My Name

そしてなんと言っても15曲目「SHINE」だ。この曲はこのバンドの音楽を体現していると言える。

ライブで訴えかけるように歌う姿をぜひ見に行ってもらいたい。さらに言えば一緒に拳を突き上げてみてはどうだろうか。

必ず持って帰るものがあるライブになるだろう。

ワンマンライブの全貌

セットリストなどは未だ公演を控えている地域もあり、またライブの地域になっていない人たちには来年発売が予想されるライブDVDもあるため差し控えるが、攻めのセットリストだと感じた。
特に思ったのは中だるみのなさ。
アップテンポな曲を前半に固めて、中盤はミドルテンポからバラードといった流れはどのアーティストのライブでもよくありがちだが、今回は後半の盛り上がりも、アンコールまでの曲たちも非常に激しいライブだったと思う。
モッシュは凄まじく、いかにバンドが客を上げさせるような演出を、そして熱を持っているのかが浮き彫りになるような内容だった。
シンプルにかっこいい。そんなライブだったと思える。

Voのヤフミが言っていた「生きるために音楽をやっていきたい」という言葉がなんだか説得力を増すような、そんな夜だった。

アルバムには入っていない曲も今回のアルバムに収録されている曲もライブで聴くと想像を超えてくるような、そんなパフォーマンスでした。

まとめ

これから売れるのかどうかは正直わかりません。
彼らは売れていない時期があまりにも長すぎた。

とても好きなアーティストは誰にも知られたくない、だとか小さなライブハウスでずっとやってほしいだとか、思う人は多いと思う。
だけど僕はこのバンドには絶対に売れて欲しいと思うし、売れるべきだと思う。
個人的にUVERworldはあまり好きではないが、どうせなら彼らの規模のライブが行える姿をこの目で見てみたい。
世の中の人がレイドバックオーシャンやべえよな、って言っているのを聞いてみたい。
いちファンとしてはそう切に思う。
1stが出たばっかりで言うのもアレですが、2ndが肝心だ。なるたけ多くの人の目にとまるように、一度届いたら彼らの音楽は心をぶん殴るような衝撃がたしかにあるから。