去る3.11。
五年前のこの日は日本にとってとてつもない災害が起きました。
当時の記憶を呼び戻すと、善意と偽善のくだらない葛藤の中で、それでも何かできることはと探していた自分がいたりしました。
と、いうわけで僕が集めに集めた災害グッズなどをご紹介いたします。
誰かを守るために。自分の生活を守るために。
そもそものスタンス
僕は兼ねてより思うわけです。
あぁ アウトドア最強だな って
アウトドアを極めし者はあらゆる場面でその強さを発揮するのではないだろうか?って。
例えば食事
食事に関してもアウトドアは強さを発揮する。
事実、避難所生活を送っていた方々の中にはやはり子供もいたわけで、腹いっぱい食えない日もそりゃあったはず。
簡単な食事、簡易な食事。材料さえあればアウトドアはそのどちらにも対応できる。
例えば寝床
十分な毛布が与えられなかったり、寒い季節だった場合はそれらの問題だって起こりうる。
国の支援を動かすのもやはり人だ。対応が後手に回ってしまうこともあるだろう。
あれだけの未曾有の大災害。頼めばすぐに与えられるなんて考えるほうがどうかしている。
そうなれば自分で用意していたほうがいいに決まっている。
避難所生活ではぐっすり眠れることはないのかもしれない。フラッシュバックや肉親、親しい人の遺体を見てしまった人だっている。
しかし睡眠不足は安定した冷静さ、そして希望を見出すための活力に影響を与えかねない。
ならば質を向上するしかない。
持ち出せればの話
そもそものスタンスはご理解いただけただろうか?
しかし、重大な問題のひとつとしてこれらのアイテムを持ち出せればという前提が付く。
災害が起こり、パニックに陥っているときにもこれらのアイテムを持ち出すというのは非常にハードルが高いのかもしれない。
それでも備えあれば憂いなし。
持ち出すのが難しいのならば持ち出せるようにしておけばいいだけの話だ。
次のトピックではこれらのことを解決するアイディアを書いていこう。
バックパックに詰めて
バックパックに詰めておけばいざというときに持ち出しやすい。
担いでの移動となるわけだから重労働になるが、最近のバックパックは担ぎやすい、背負いやすいという点も考慮されている。
70Lというのは具体的にはテント泊用の容量であることが多い。従ってかなりの物を入れての移動が可能になる。
やはり大型のバックパックというものを購入するのは抵抗があるかもしれない。
ただ、普段からこのバックパックに災害用のアイテムを詰めておけばいざというときに行動に移しやすい。
貴重品なんかは保管する入れ物自体を防水、粉塵カバーありきのものにしておけば避難するときに一緒に持ち運びやすくもなる。
バックパックに詰めておきたい最低限のもの
バックパックに詰めておき、いざというときにすぐに持ち出せるように準備しておきたい。
ランタン
もしも電気の供給がストップしたとして、夜に明かりなしではやはりきつい。
拠点とする場所での明かりは確保できても移動時など、明かりが必要な場合も出てるだろう。
と、いうことでランタンは絶対に必要だと思う。
こちらはひとつ一つが独立したタイプになっていて、かつ乾電池式だ。
LOWの場合、連続使用時間は113時間。分割時は2.5時間。
明るさはひとつでテント一つの室内を十分に照らすレベル。
お値段も少し張るので母体となるランタンとしてはこれで十分だ。
こちらは単独タイプの電池式ランタン。
これは僕も持っているのだが、非常に明るく、照明を落とした室内でこのランタンの明かりひとつで読書ができるレベル。
外観も丈夫で持ち運びしやすく、この取っ手の部分を何か高いポイントに引っ掛ければ照明替わりにもなる優れものだ。
コスパもよくひとつは持っておきたい。
移動時の明かり
こちらのヘッドライトを頭に装着すると驚くほど暗闇での活動がスムーズになる。
また、遠くまで照らせるほどのスペックを持っているので安心して使用することができる。
やはり暗闇は人を不安にさせるもの。明るいというのはただそれだけで人に安心感を与えるものなのだ。
ブランケット・簡易毛布
厳しい寒さから体温を守るという意味ではブランケットよりも災害用のこういったシートのほうがスペックは高いのかもしれない。
僕は実際、数年前に仲間ととある山に登ったときに、仲間の一人が高山病で動けなくなった際にこれを使用した。
彼はこのときのこの防災ブランケットが非常に暖かったと感心していた。という経験からこの商品は絶対におすすめしたい。
できれば人数分。欲を言えば避難した際に困っている子供やお年寄りに与えられるように数個持っておいてもいいかもしれない。
情報を集め、電源を確保する
災害時は情報が取得しずらい。
情報がないと自分たちがどういう状況に置かれているのか、どうなってしまうのか、不安は募るばかりだ。
携帯電話などもバッテリーには限りがあるので電源は確保しておきたいところ。
そこでこちらの商品は大変コスパがいいように思う。
まとめ
今回こういった記事をまとめたのは先日過ぎた3.11での黙祷で、亡くなられた人、遺族、未だ復旧していない被災地の方々、その暮らしと置かれた状況を鑑みるとき、僕らは被災したときどうなってしまうのだろうという不安と、あのときなにも出来なかった自分を払拭するためという理由がありました。
被災した方々は5年が経ち、メディアでは「忘れてはならない」なんて謳われていますが、実際は「忘れたいこと」となっているのではないでしょうか。
それぐらい強烈で残酷な自然の猛威を前に、やはり大事な人を守るために準備は必要なんだと考えました。
参考になれば幸いです。
次回は小物編をリリースします。