さてさて、この三連休の土曜日から公開の映画「劇場霊」を観てきました。
この作品はなにやら「女優霊」の後継作品らしくJホラーの真骨頂なんて煽りもまた気になるところ。
はたして中身は?そしてぱるるの演技力は?
あらすじ
売れない女優のぱるる演じる沙羅はとある舞台のオーディションに参加する。
そこで待ち受ける恐怖の連続・・・。
のみ!
監督はあの中田秀夫!
「女優霊」はもちろん「リング」などで日本のホラーに風穴を開けた中田監督でございます。
今作で見事に限界を見せてくれた彼におおいなる拍手を。
感想レビュー(ネタバレなし)
はい、というわけでございましてね、ホラーなんですがいったい何を怖がればいいやら・・・。
どこからつっこめばいいやらで渋滞しております。笑
まぁはっきり言ってクソ映画です。
ぱるるがかわいいだけです。かわいいぱるるを二時間弱眺めるだけの映画です。
今日日、素人でももっと怖い映画の脚本書けそうだと思うんですが本当にこの映画の製作陣は怖がらせようとしているのか疑問です。
まずテンポとコマ割りが圧倒的に悪い。これもう最悪のレベルです。
テンポが悪いせいでじわじわくるようなところが台無しに。さらに音響効果で盛り上げるべきお約束の所を中途半端に。
さらにどうでもいい役者のアップのコマが邪魔でしょうがない。
完全に金返せレベルですね。
だいたい人形ごときで今時の人間が怖がるはずがないのに。なんか書いてて腹たってきますね。
いや実はこの作品の告知が封切りになったときからずっと楽しみにしていたわけなんですよ。
というのも、僕個人的には「リング」が死ぬほど好きだったのでね、だから同じ中田監督の作品でしかもホラーとなったら期待するじゃないですか。
主演のぱるるは正直AKBグループのゴリ押しかよと思いましたがCMなどでちょいちょい見るぶんには映画となったら化けそうだなーって期待していたんです。
ぱるる自体はまだ大根な部分もありましたが顔とか表情の作り方はうまいなぁと思いました。
伸びしろはありそうですね。
あの子のキャラ的に恋愛モノにいくと多分すぐにファンは離れるだろうからサスペンス系の舞台とか映画を中心に実力を磨いていくべきではないかと素人ながら思いました。
それは置いといて、この映画はキャストの方々に問題があるわけなく、演出する側に問題があります。
これ一歩間違ったら深夜特番のB級ホラードラマのレベルです。脚本も演出も演技指導もすべてがクソです。
やっぱり日本のホラーは終わっちまったのかなぁ・・・。
いや、まだ「残穢」がある!
いまから楽しみです。