いやぁ先日行ってきましたよ。
このサイトでも「自分の生き方は自分で決めろ!次世代ロックバンド!LAID BACK OCEAN」という記事で書いていますが、LAID BACK OCEANというピアノロックバンドのライブに行きました。
そのときの感想をまとめていたいと思います。
ネタバレはなしです。セットリストものせていませんのでご安心を。
いろいろあったバンド
このバンドのボーカルYAFUMIとギターのKAZUKIは前身のバンドJELLY→で共に活動していたメンバー。
少し調べればこのバンドについて何が今まであったのか、すぐにわかると思う。
度重なる問題を吹き飛ばすかのようにその音楽センスで勝負をしてきた彼ら。
いろいろあり、解散し新バンドLAID BACK OCEANを結成した。
歌詞が面白くもあり、心に刺さり、また生きるということを強く後押しするのが特徴的である。
ピアノロックの概念をひとつずつ「ひっくり返して」きた彼らの新しい体制での初ワンマン。
僕は非常に期待し、興奮していた。
僕にとってのLAID BACK OCEAN
表題にあるとおり、中学の時にJELLY→(当時はゼリ→表記だった)と出会い、ハートのど真ん中を突かれロックに目覚めたわけだけど、この歳になるまで彼らの音楽を聞いてきて、あらゆる場面で彼らの音楽が僕の生活にあった。
歌詞の意味を自分なりに解釈し、考え方や生き方なんかについて勝手にヒントにして生きてきた。
最近のロックバンドにありがちな、またバンギャと呼ばれる人たちにありがちな、信仰して信者となるような種類のファンではないけれど、単純に彼らのロックが好きだった。
バンドが変わり、メンバーが変わり、いちファンの僕が気付いたことはバンドがどうこうではなくYAFUMIにとてつもない魅力を感じている。憧れている。それだけだった。
彼の言葉選び、歌い方、そしてパフォーマンス。
そのすべてに僕は「かっこいい」と感じていた。
そんなわけで先日のライブですよ。
衝撃8割。がっかり2割といったところだろうか。
ライブレビュー
新しい体制でのライブは新曲が中心。
先日公開された「イマワノラヴ」を筆頭に披露していた。
メンバーが変わったわけだけど、それまでの旧メンバーである○貴、JELLY→時代からのメンバーYUTAROは脱退し新バンド「underver」を結成。
「楽器が躍る!次世代ロックバンドunderver」をご参照ください。
やっぱりメンバーが変わると音がまったく違うのが分かる。
○貴がどれだけ天才的なプレイヤーだった、YUTAROがどれだけ変態的なプレイヤーだったか。
彼らがいたころは「ロックバンド」だったと思う。
けれど新体制のLAID BACK OCEANはどちらかと言うと「良質な音楽を奏でるバンド」だと思った。
それはいい意味でも悪い意味でもだ。
MCでも言っていたようにどこか迷いがあるような感じだった。
ピアノのYUKAはロック年齢1歳らしいのでこれからどう化けるか。KYOKEIはYUTAROの影がちらほら見えてしまい、どうしても比べてしまうのでYUTAROのセンスとはかなりかけ離れている。
今までのファンがどう思うかは知らないけれど、間違いなく「丸くなった」と感じると思う。
MCで言っていた「ゼロ地点」の意味を今後どう表現していくか、どういう進化を遂げていくか。非常に楽しみだ。
JELLY→時代はロックバンドには珍しい尻上がりのバンドだった。
(デビューアルバムからラストアルバムに向けてどんどんかっこよくなっていった。)
なかでもこちらのアルバムは最高傑作といっても過言ではない。
これを超えていかなければならないわけだから相当なものだと思う。
ジャンルが違うので明確には言えないだろうけど、少なくともロックファンは期待している。
これだけはネタバレになってしまうが、アンコール前に歌った「SHINE」という曲は魂を揺さぶるほどの名曲だ。
前回のライブといい、何度聞いても涙腺が緩む。さらに生きていく希望がわいていくる。
音源化されていないのが非常に残念だが、おそらく来年あたりに何らかのアクションがあるだろう。
とにもかくにも今後に期待ということで「ゼロ地点」ライブはとても思い出に残るライヴだった。