結婚式というのは結婚する新郎・新婦だけでなく、その両親、親族に感謝の意を込めて行う式である。
そのことを含めてまずはこちらの記事を読んでほしい。
この記事が僕の予想以上に人気が出てしまい、正直言ってもっときちんと書けばよかったと思っていました。(笑)
なので今回はもっと突っ込んだ内容にスポットをあて、実際に僕がわんわん泣かせた方法を書いていこうと思います。
マナーを守る
これはもう一般的な常識ですよね。
結婚式に参加されるのなら最低限、マナーは守りましょう。
大人のルールです。
さて、どのようなルールがあるのでしょうか?
ここではスピーチに行く前にざっとお話させていただきます。
ご祝儀について
金額の制約は昔は奇数でなければならないとされていましたが、今はそのようなことはありません。
なので他の友人と相談して決めたほうがいいかと思います。
また会社の同僚として出席されるのならこれまた会社の同僚と相談したほうがいいかと思います。
高すぎても気を使わせるし、低すぎても「うーん」って感じだし。
さて、ここでポイントです。
式場についたら受付の方に「この度はおめでとうございます。」と一言。そしてお辞儀をして、名前を名乗る。
そこで受付の方から名前を記帳してくださいとの誘導がありますので従ってください。
基本的に受付係は結婚される新郎新婦の友人が勤めることが多いです。なので失礼のないようにいたしましょう。
ここでご祝儀をお渡しするのですが、ポーチやスーツの内ポケットに入れてくる方が非常に多いです。
別にいけないというわけでもありませんが、ご祝儀を表に出す場合は必ず袱紗(ふくさ)に包んだ状態で取り出し、そこからご祝儀袋を受付に渡してください。
これ出来ていない人が非常に多い!かつ相当みっともない!
逆に当たり前のことなのですが、できている方はとてもかっこよくビシっとして見えます。
渋い大人の男を演じるのならこれくらいは当たり前ですね。
ちなみに袱紗(ふくさ)は冠婚葬祭で使えますのでひとつは絶対に持っておいてください。
これは常識です。
式の最中
写真をばんばん取りましょう!
ビデオなどを回してもいいかもしれないです。
というのも、委縮してしまってみなさんあまり写真を撮らない。式が進むにつれてだんだんと増えてきますが、新郎新婦の一生に一度の晴れ舞台です。
些細なシーンも見逃さないようにバンバン撮りましょう。
のちのちいい思い出になります。
披露宴について
基本的に式場のスタッフさんが司会進行を行います。
食事も豪華なものがでてきますので食事も楽しみましょう。
きちんと食べてくれていると新郎新婦も嬉しいはずです。
さて、ここで新郎あるいは新婦の親族の方、もしくは会社の上司にあたる方からの乾杯の音頭と挨拶があるかと思います。
空気を読んで合いの手を入れたり、必要以上に笑ったりして盛り上げましょう。
乾杯後
乾杯後はすぐに席をたち、新郎新婦のご両親、ご親族のかたにお酒をつぎにいきましょう。
名前を名乗り、「この度はおめでとうございます」と一礼してください。
ここでポイント。
友人という立場ならば先に新郎新婦のもとへ行きたくなるのはわかります。ですが友人という立場だからこそご両親、ご親族のもとへ挨拶に伺いましょう。
そうすることで新郎新婦の株が上がります。
おそらくこのタイミングで会社の同僚たちが新郎新婦のもとへ群がっていることだろうと思います。
それが終わってからゆっくりと新郎新婦のもとへお祝いに行ってあげてください。
スピーチについて
上記の記事にも起こしましたが、友人代表のスピーチは意外と順番が早いです。
飲みすぎないようにしておきましょう。
それでは三つのステップから友人代表スピーチで感動につぐ感動をもたらす方法を書いていきます。(ハードル爆上げ)
ステップ1 プロットを書く
プロットというのは話の設計図です。
これを書くのと書かないのとでは深みが変わってきます。
では手順をご紹介。
- 方向性を決め、感動させたいのか笑わせたいのかそれとも両方かを決める。
- 新郎もしくは新婦との思いでを洗い出す。箇条書きでもOK
- 友人として今回の結婚でどう思ったか、または友人にたいしてどのような気持ちでいるかを考える
- 文章に起こす
とまぁこんな具合です。
とにかく情報を洗い出す作業なので思いついたことはすべて書きましょう。
下ネタなどもOK。あとから要るもの要らないものを削っていくので情報は多いほうがいいです。
つづいて清書するときの書き方をご紹介。
- 新郎新婦への挨拶、親族への挨拶
- 友人との出会い(どのように仲良くなったか)エピソードを簡単にひとつぶっこむ
- 続いて面白エピソードをご紹介(できれば友人だからこそ知りうる情報、さらに新郎新婦の人となりが表れるようなエピソードを)
- 今回の結婚についての思い(主に新郎もしくは新婦を褒める)
- 最後に自分の思いを告げる(熱ければ熱いほどGOOD)
- お決まり言葉で占める
という具合です。
ちなみにスピーチ時間は3分から5分が好ましいのでエピソードも軽く説明するぐらいです。
ステップ2 具体的な内容について
あくまで公共の場なので下ネタやジョークを入れる際にも紳士的に行いましょう。
オブラートに包むという感じです。直接的な表現は人間性を疑われるおそれがあるのでご注意を。
さて、具体的な内容です。
上記のプロット通りに進めていきます。
第一印象でOK?!
友人との出会いを喋るときはエピソードといってもここで時間を使うわけにはいきません。
なので簡単に。
となると第一印象が一番コスパがいいでしょう。
はじめて交わした会話でもいいかもしれないですね。
ひっくり返す
面白エピソードは学生時代や社会人になってからでもいいので友人にしか分からないエピソードをみなさんにわかるように話ましょう。
ここで友人の評価がガラッと変わってもOKです。
新婦を褒めたおす
つづいて新婦について(この場合新郎側の友人代表としてスピーチしている)褒め倒しましょう。
気立てがいいだとか母性にあふれているだとかいい奥さんになるだとかなんでもいいです。
例え心の中でゲロブスと思っていても褒めましょう。
泣かす
最後に自分の思いを告げます。
ここで泣いてもらうので熱ければ熱いほど効果的です。
人間には画期的な「もらい泣き」システムがあるので新郎、新婦が泣けば必然的に周りの出席者にも伝染します。
締めの挨拶
ここでは「末永くお幸せに」という決まり文句がありますので使っていきましょう。
では以上の具体例を含め架空の新郎に対するスピーチの例を書いていきます。
ぜひ、ご参考にしてください。
ただいまご紹介に預かりました新郎○○の友人の△△です。
○○、□□さん、結婚おめでとう!また、ご両家、ご親族におかれましてもこの度は誠におめでとうございます。
友人代表のスピーチということで緊張していますが一生懸命にやらせていただきます。
僕が○○と出会ったのは中学1年生のときです。
同じクラスになって彼を初めて見たときに足の速そうな奴だと思いました。思っただけで実際は僕の方が早かったのですが、それは置いといて。
その出会いから今まで10年以上、○○と共に過ごしてきました。
喧嘩もしましたし、バカなこともたくさんやりました。
お食事をされている方もいるので自粛させていただきますが、みなさんの思っている彼の印象はおそらくガラっと変わるようなことばかりです。気になる方は後ほど本人に聞いてみてください。
あれから大人になり、気立てがよく素敵なお嫁さんをもらうことができた○○はとても幸せものです。
本当におめでとう。
僕は今日この場で彼にどうしても言いたいことがあります。
僕がいろいろな悩みで、もうだめだと思ったとき、とてつもなく落ち込んでいた時に彼の言葉で救われたことが何度もありました。
男同士だから普段は照れくさくて言えないけれど、あのときは本当にありがとう。
これは僕の一生の思い出です。あのとき貰った彼の優しさが僕にとっては宝ものになっています。
だからというわけではないですが、○○がこれから先、つらいことや苦しいことがあったとしたら僕は全力で応援してやりたいと思っています。
□□さん、○○をよろしくお願いします。
以上を持ちまして友人代表のスピーチとさせていただきます。
ありがとうございました。
これはあくまでも例なので参考程度にとどめてください。
ステップ3 話し方
大前提として狙って笑いを取りに行くと15000000000%滑ります。
というか滑りにいくと思ってください。
そうとう緊張すると思いますが、たかが3分!話し始めたらあっという間に過ぎてしまいます。
なのでしっかりとみなさんの目を見て話ましょう。
さて、プロットを清書したものですが当日は手紙形式で持参し、スピーチの際は見ながら話すか暗記でいきましょう。
スピーチが終わったら新郎、もしくは新婦に手紙を渡しましょう。
一言メッセージを入れてもいいかもしれないですね。
ここでポイント。
感情が高ぶって涙がちょちょぎれる方もいるかもしれません。
これは勇気がいることですが、思い切って泣いてやりましょう。
顔なんてぐしゃぐしゃにしてスピーチしてください。
魂がこもれば、会場中の全員の心が動くはずです。
そのための熱い言葉をプロットにぶちこむんです。
さらにポイント。
プロットはあくまで原稿であるので本番でぜんぜん違うことを話してもOKです。
結局は感情にまかせて話したほうが人の心には届きます。
あなたが一生懸命に話している姿を見て新郎新婦は「いい友達をもった」と誇りに思うでしょう。
あとがき
しつこいようですが袱紗(ふくさ)をかならず忘れないようにしてね。
ちなみに
結婚式について、当日の式の運び及び式を挙げられる新郎新婦の目線からどんな気持ちでその舞台にのぞむのか大変参考になるサイトを見つけましたのでこちらも合わせてご覧ください。
いいスピーチをするにはいいプロットから。そしてプロットを書くために可能な限りの情報を広いましょう。
experienceさんです。