SSRIがもたらした精神医療の闇
現在、様々な精神疾病で苦しむ人が増加している日本。
精神科病棟では、病床数のほとんどが統合失調症の患者で溢れ、心療内科では予約や通院の患者で溢れている。
患者一人にかけるカウンセリングの時間は医療機関の絶対数からも年々減少していき、新たなに発症し、また病状が悪化した患者は今この瞬間も苦しんでいる。
このブログはブラックな男のための総合情報ブログと銘打っている。
そのため、僕はこのように精神的な病で苦しみ、生きづらさを感じている人たちの存在もかっこいい男ならば、いや、人として知っておかきゃならないことと認識している。
今回は僕が知りうるあまりに残酷な精神医療の実態を記事に書かせていただく。
これを読んで、少しだけでも隣の人に優しくできるようになることを切に願う。
1.精神疾病患者が辿る一般的プロセス
精神疾病を抱える人、またその予備軍の人が辿るプロセスはいくつかある。
- 気づかないうちに心労が溜まり、仕事などに影響を及ぼしはじめ、休業してはじめて何らかの精神疾病を患ったと気付く。
- 幻聴、幻覚など徐々に症状は悪化していき、周りの人に病院に連れて行かれ、診断される。
- 幼少期、または成人してからの衝撃的な出来事(トラウマ等)により精神疾病を患う。
- 環境等の変化により急性の精神疾病にかかる。
これらのパターンはほんの一部だが、実際に僕の知人がかかったものだ。
ここで重要なのは周りの目。
いかに早く変化に気付くか。そして「適切な医療機関にかかるか」である。
そのスピードがすなわち回復へのスピードといっても過言ではないだろう。
しかし多種多様になる人間関係のなかでほんの小さな変化に気付くというのは少し無理がある。
だが、知識として知っているかどうかで結果は変わる。極端に言えば、その人が生きるか死ぬかにも直結する場合もあるのだ。
2.SSRIとは
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
セロトニンとは別名:幸せ物質。脳内セロトニンが分泌されると幸福や快感といった感情を感じやすくなる。
だが、その反対にセロトニンが分泌されにくくなるとマイナスの感情が増幅する。
つまり、これが鬱病などの原因と言われているものである。
SSRIとは標的細胞のシナプス間のセロトニンの再取り込みを防止してその間でセロトニンの分泌を促すというものだ。
セロトニンの分泌量が少ない人は不安やうつ状態になりやすい。したがってセロトニンの分泌量を人工的に増やしてやれば、不安・うつ状態を抑えることができるということでSSRIとは薬によりセロトニンの分泌量を上げるというものである。
3.SSRIの種類
- パキシル(グラクソ・スミスクライン 英)
- ルボックス・デブロメール
- ジェイゾロフト(ファイザー 米)
- レクサプロ
上記あげた薬は今も日本の精神医療の現場で日々、処方されているものである。
ともに総称をSSRIと言われているが、この薬を服用したからといって精神疾病そのものが治るわけではない。
これらはそのとき、その瞬間の不安や鬱状態を抑えるものであるため、症状が改善されるというものでは決してないのだ。
僕が知りうる限り、これらの薬を盲目的に信じ、服用し、なんとか生活している人が大半を占めていた。
「症状が抑えられるのなら」
そんな風に思い、それに縋りたくなる気持ちも痛いほど分かる。
だが、人間の脳内物資を増加させるほど強い薬であるために副作用や依存などのリスクもあることを絶対に知っておいてもらいたい。
これは、今もなお苦しんでいる人たちだけではなく、その家族、友人、恋人、周りの人間である僕ら社会全体が知っておかなければならない事実なのだ。
そして、その副作用がどういったことを招くのか。
4.自殺願望を助長するSSRIの副作用
薬で過剰に分泌されたセロトニンは不安を抑えるだけでなく、突発的な自殺への衝動へも変わる。
イギリスでは前述のグラクソ・スミスクラインという製薬会社が出しているパキシルという薬を未成年者にも投与していた事実があり、自殺者が急増した。
関係を疑ったBBC(テレビ局)が全面協力のもと、約5200人に及ぶ臨床実験の末にグラクソ・スミスクラインはSSRIが及ぼす自殺衝動への因果関係を公式に認め、イギリス政府から行政指導を受けるという自体にまで発展した。
事実アメリカでもSSRI導入の結果、自殺者数は増え続け、ここ日本では1999年の導入以降は毎年右肩上りに数を増やし、現在は年間3万人と言われている。(政府発表であるため、実際はこの三倍はいると言われている。)
自殺者数の増加がSSRIにあることは明らかな事実であり、イギリス、アメリカ、日本と導入した国は同じ運命を辿っている。
ではなぜこの事態がもっと明るみに出ないかと疑問になる。
前述のグラクソ・スミスクラインはイギリス内では一番の大企業である。
アメリカのファイザーは製薬会社ではグラクソ・スミスクラインに次いで二番手にはいる大手企業だ。
何らかの圧力など、かかっていてもおかしくはない。
ここまでくるとある種、都市伝説的な話しにはなるが一部の富裕層、その利権を守るために弱者が喰いものにされていることは明白だ。
5.なぜ処方され続けているのか
答えは簡単です。
他に有効な治療方法がないのです。
患者数が増えすぎて、先ほどにも書きましたが患者一人にかける治療時間が非常に短い。
ならば、薬を処方するしかない。
端的に言えばそうなってしまうのかもしれません。
そのなかで一部の心無い医師は薬をガンガン処方し、患者を薬漬けにすることでポイントを稼ぎ、多額の治療費を回収することが希にあるみたいです。
精神医療の現場からSSRIを無くすことは今はもう不可能でしょう。
ならば、どうするか。
一番の治療法はやはり自分自身の心にあると思います。
食事や睡眠といった規則正しい生活はもちろん、周りの人のサポートでどれだけ日々の生活の不安をなくしていくか。
その中で、いい価値観を手にすればきっと回復に向かうと思います。
SSRIという薬そのものを否定しているわけではなくて、効果的に服用し、治療に使うのならいいとは思います。
ですが、完全に依存しきってしまうのは非常に危険だと僕は今回の記事を通して言いたいのです。
ぜひ、この存在を忘れないでください。
あとがき
今回はSSRIのことを書きました。
僕自身の経験からSSRIとは深い関係がありました。
このことを知ったとき、僕は「あぁ、やっぱりそうか」と思いました。
というのも、僕の大切な人がSSRIを服用していた頃、明らかに症状は落ち着いたとはいえ、その中身、つまり心の部分はなにも改善されていませんでした。
このSSRIが原因なんじゃないかと僕はずっと思ってました。
もちろん、それだけで原因と決めるけるには難しいことですが、当時の僕はこのSSRIをずっと疑っていました。
漢方なんかを処方する医師も最近では出てきているみたいですが、僕個人が思うのはそういうものに頼るのではなく、症状を改善し病気と向き合い克服するのは薬でもなく、自分の力で治すという意思が重要だと思います。
精神論で片付けられる問題ではありません。
そんなことはわかっていますが、絶対に治す!と強い意思を持たぬまま薬に流されることで余計に悪化させるということも少なくないと思います。
そんな風に強い意思を持てないくらいに病んでいるから薬で楽になりたいという気持ちになるのも分かってはいるんですが。。
まだ、僕自身のやれることを見つけるには時間がかかりそうです。
でも、もがいてやります。
そう今は本気で思ってます。